
萩丸は玄蕃の元を逃れ右門と再会するが、右門はどくろの面を付けていた萩丸を信ぜず切りかかり、萩丸は谷底へ落下、しかしその時に面が割れ、ようやく呪いから解放されるのだった。
更に右門の子供・左源太や桔梗、斑鳩隼人、更には菊丸や右門とも合流し、”白鳥党”を旗揚げし満月城奪還へ向けて進軍を開始する。
胡蝶尼の元には京からの迎えが来ていたが、これは実は玄蕃の罠。
それを知った”白鳥党”は玄蕃の一味を追い払い、これによって胡蝶尼は”白鳥党”と行動を共にする。
だがその前に立ちはだかったのは霧の小次郎。
再び胡蝶尼を浚っていくが、胡蝶尼を庇った彼は深手を負い、ようやく兄と認めてくれた胡蝶尼と菊丸に看取られ眠りに就く。
そして遂に萩丸と菊丸は玄蕃を倒し、満月城を取り戻すのだった。
正義を貫こうとする萩丸の苦悩、白鳥の面を作ろうともがく菊丸、斑鳩隼人と桔梗の純粋な愛、胡蝶尼に寄せる小次郎の歪な愛…といったプロットだけで優にそれぞれ一本分以上の物語が紡がれるだろうが、それらを最低限にそぎ落とし力技で大団円へ持ち込んだ完結編である。
まあよくぞまとめたなと感心する一方で、舌足らずになってしまった部分も多いので非常に勿体ないなと思いもする、そんな三部作であった。
三部作トータルで145分。
NHKのラジオドラマや人形劇は一年間放送された。
これが2時間クラスの三部作だったら、もっと深みのあるドラマになり得ていたかもしれない。