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『アイアンマン』

今年はもうやらないつもりだったのですが、きちんと<フェーズ3>が終わりいよいよ<フェーズ4>が始まるまでのインターバル期間だしなあ、なんて考えていたらどうにもこうにも見たくなってきちゃったので、今年もやります、<マーベル・シネマティック・ユニバース>のお浚い!
ただ作品数がかなり増えたので<フェーズ4>までに間に合うのかなあ???
『アイアンマン』_e0033570_22164632.png
てなことで、記念すべき<MCU>1作品目は「アイアンマン」。
全てはこの作品から始まったワケですが、この作品だけ見て「アベンジャーズ/エンドゲーム」を見たとしたらはたして面白いと感じるのかなあという点は疑問です。

やっぱり1本1本端折らずにじっくり見ていく方が愉しめると思います。
途中で飽きてきちゃったら?――それは自分とは肌が合わなかったということなんでしょう。見る気が失せた作品群を無理して見続ける必要はありません。

でも、1本や2本は合わない作品があるかもしれないですが、ひょっとすると”その次”の作品は愉しめるかも知れませんので難しいところではあります。

『アイアンマン』_e0033570_22160931.jpgこの「アイアンマン」は、ハイテクヒーローではありますが、最先端の技術を持った研究所が総力を挙げて開発した、などという大げさなものではなく、一人の天才がトンテンカンと手作りしたハンドメイドなヒーロー、DIY感あふれるヒーローです。
小さい頃の「ひみつ基地」での”ごっこ遊び”だとか、そういった気分の延長線上にあります。
このあたりが多くの人の心を掴んだんじゃないかなあ、なんて考えています。

作品を経るにつれ、そういった手作り感は薄れ、得体のしれない超科学で作り出したスーパーヒーロー、摩訶不思議な力で変身し、必殺光線を発射するといった要素が前面に出てきて最初にあった「アイアンマン」らしさはなくなってくるのですが、敵はどんどん強力、強大になっていきますのでパワーアップはヒーロー物の宿命ですね。
またこれはこれで、日本のヒーロー物にはお馴染みの展開ですし、日本での「アイアンマン」人気が高いのも頷けるところではあります。

<過去記事>



by odin2099 | 2020-01-29 22:26 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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