「ゴジラ」シリーズの通算18作目。

『ゴジラ』と『VSビオランテ』は、同じ作品世界の物語ではあっても5年間というインターバルがあり(劇中でも5年が経過している)、両方の作品に共通する人物もいないのだが、この『VSキングギドラ』には前作から三枝未希が続投。
以後彼女は最終作までレギュラーとなる。
また他にも前作からスライドしたキャラクターが何人かおり、また本作から続作へ継続出演するキャラクターもいるので、事実上この作品でシリーズが確立したといっても良いだろう。
劇中では未来の日本が経済大国として世界に君臨し、また超大国アメリカとソ連も健在だが、現実にはこの映画公開後にバブルは弾け、ソ連も崩壊してしまっているのが惜しい。
23世紀の未来人にも先は見通せなかったか、それともまた日本にバブル期が到来し、ソビエト連邦が復活する日が来るのだろうか。
しかしながら『VSビオランテ』以上に目を見張る合成ショットや、撮影時にはまだ建設中だった新宿の新都庁をぶっ壊したり(残念ながら映像で都庁を壊す一番乗りは、この作品ではなくOVAの『創竜伝』らしい)、ハリウッド映画からの様々なイタダキやらでエンタメに徹した画面を作っているのは魅力的だが、肝心のタイムトラベルに関するケアの部分ではお粗末な面が目立ち、どうにも納得いかないのは再三書いている通りだ。
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