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『インクレディブル・ハルク』

『インクレディブル・ハルク』_e0033570_20495538.jpg「アイアンマン」に続く<MCU>2作目は「インクレディブル・ハルク」。
オープニングのタイトルバックで既に「スターク・インダストリーズ」や「ニック・フューリー」の名前を映し、劇中ではシールドの名前を出し、極めつけはラストに登場するトニー・スターク。
「アイアンマン」と世界観を共有していることをアピールし、”次”への伏線もバッチリ。

ところが作品は大ヒットとはいかず、また権利関係の問題もあって続編実現への障壁は高く、更に主役降板騒動の煽りを喰らったのかメインキャラクターの他作品への出演も殆どないため、<フェーズ1>では上位に来る出来栄え乍ら関連書籍などでも継子扱いされている不遇な作品でもある。

エドワード・ノートンからマーク・ラファロに交代したブルース・バナーはもはや別人だし、となると恋人ベティの再登場は難しいし、エミル・ブロンスキー=アボミネーションは行方不明(一応TVドラマ「エージェント・オブ・シールド」で言及があるが)、Mr.ブルーことサミュエル・スターンズも伏線を張ったまま消息不明(ネット配信ドラマで再登場の噂)。
かろうじてロス将軍が国務長官になって後の作品に再登場しているくらいだ。

斯様に他の<MCU>作品との関係は希薄なのだが、実は意外な接点が色々。
ブルースとベティが務めているカルバー大学は「マイティ・ソー」に出てくるセルヴィグやジェーンも勤務しているところだったり、データを回収しようとブルースが潜入した際にピザで買収(?)したコンピューターオタクっぽい青年が、後に「スパイダーマン」でピーター・パーカーが通う学校の教師になっていたりと様々。
これは当初からそのつもりだったのか、たまたま演じている役者が同じだったから後付けで生まれた設定なのかは知らないが、公式なもののようだ。

ところでグレイバーン大学のMr.ブルーことサミュエル・スターン博士をブルースとベティが訪ねた際、彼女が名乗ると相手は明らかに名前を知っている様子だったけれど、何らかの形で二人には以前から接点があったのか、それともお互いに著名人ということで知っていたのかどちらなのだろう?
今後どちらか或いは両方が再び<MCU>世界にカムバックすることがあったら、そのあたりに触れてくれたりすると嬉しいかな。
『インクレディブル・ハルク』_e0033570_22164632.png
【ひとこと】
ブルースが潜伏中のブラジルで、ちょっといい感じになるマルティナという美女がいるが、演じているデボラ・ナシメントという女優さん、あちらでは有名なセクシー美女なんだそうで。あれだけの出番じゃ勿体ないな。

<過去記事>




by odin2099 | 2020-02-06 20:59 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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