ライアン役は前作に続いてハリソン・フォード。
麻薬カルテル撲滅に乗り出したライアンだったが、ライアンの敵は身内にもいた。真相を突き止めようとしたライアンは、政界を揺るがしかねない一大スキャンダルに巻き込まれてゆく。
後ろ盾であるグリーア提督が病に倒れ(後に死去)、己の信じた正義を成すために孤軍奮闘のライアンは果たして…?
原作ではライアンは主人公ではなく、中心になるのはCIA工作員のジョン・クラーク。
また政争劇の比重がかなり大きな物語だったのだが、映画版ではライアンとクラークのW主人公のアクション物へと無理矢理に改変。これには流石に原作者トム・クランシーもオカンムリで、シリーズは中断の憂き目に遭うことに。
この映画でクラークを演じているのはウィレム・デフォーで、もしこの製作体制が維持されてシリーズが続行されていたなら、ゆくゆくはクラークが主人公になるか、あるいはクラークを主役にしたスピンオフが作られた可能性は高いので(実際クラークを主人公にした映画の企画は上がっていた模様)、それを考えればちょっと勿体なかったなと思う。
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