ここのところ気分が「マジンガー」モードなので、今度はこの作品、行きます。
グレートマジンガーとゲッターロボの共演第一弾です。
再三書いてきましたが、どうやらここは二大ロボットが共存している世界。
恐竜帝国もミケーネ帝国もいないようですが、そうなると普段は何をしてるんでしょう?
災害救助とか土木作業とか、そんなことしてるんですかね。
そしてしょっちゅう手柄を競ってぶつかり合ってるのかなあ。
それはともかく物語は、まずは謎の円盤が出撃し、ゲッターチームが出撃するものの撃破に失敗。
続いて宇宙怪獣が現れ、今度はグレートが立ち向かうものの歯が立たず。
そこで早乙女研究所と科学要塞研究所が手を結んで共同戦線を張ることになる、という流れで進んで行きます。
ここまではグレート、ゲッター双方に出番を巧く割り振ってるように感じますが、この後は明らかにグレート主体になっていきます。
ダメージの大きなグレートは修理に時間がかかるため、ゲッターチームが時間稼ぎ。
ということでゲッターチームの出番は多いのですが、共同作戦そのものがグレート頼み、グレート待ちで立案されているためロクに活躍せず、ひたすらグレートを待ち続けることに。これは完全に前座扱いですね。
「マジンガーZ対デビルマン」のようにデビルマンが完全に脇役、引き立て役だったのと比べると、まだゲッターロボは対等に近い扱いですが、主題歌も流してもらえず(インスト版のみ)、製作スタッフもグレート班を中心に編成されているので、ゲッターファンからするとちょっと割を食ってると不満の声が上がりそうです。
またゲッター1、ゲッター2、ゲッター3の三形態に変形するのが売りのゲッターロボですが、個々の武器は意外に少なく、「ブレストバーン!」「アトミックパンチ!」「サンダーブレーク!」「グレートタイフーン!」「マジンガーブレード!」「ネーブルミサイル!」と多彩な技を繰り出すグレートに対し、終始「ゲッタービーム!」とだけ叫んでる印象です(実際は「ゲッタートマホーク!」「トマホークブーメラン!」「ドリルアーム!」「ゲッターミサイル!」とか色々あるのですが)。
リアルタイムで観賞して以来、どうしてもこのパワーバランスは気になって仕方ありませんでした。
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