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『惑星ロボ ダンガードA対昆虫ロボット軍団』

「気分はマジンガー」継続中ですが、ちょっと浮気して「ダンガードA」。
まあスタッフ、キャストの流れからして、原作者が永井豪→松本零士と変われど「マジンガー番外編」みたいなものですからね、「ダンガードA」って。
主役が神谷明で音楽が菊池俊輔というのも「ゲッターロボ」からの繋がりだし。

その音楽も、再三書いてますけど他作品からの流用が大半を占めてます。
前番組「UFOロボ グレンダイザー」からは当然(?)として、そのプロトタイプともいうべき「宇宙円盤大戦争」や前述の「ゲッターロボ」、それに「ゲッター」の後番組「大空魔竜ガイキング」と充実してますし、菊池メロディに神谷節は合います。
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お話の方は「マジンガー」のような映画ならでは、というか「”まんが”の”まつり”」に相応しいようなイベント性はないですが、それでもテレビとはかけ離れた昆虫型宇宙人との対決など趣向を凝らしているのはわかりますし、これはこれでアリですね。
実は相手は「昆虫ロボット軍団」ではないっていうのはどうなのかなあという気もしますが。
「昆虫ロボット」というのは出てこないし、「軍団」と呼べるのは昆虫型宇宙人が乗ってる「円盤群」でしょうし、こいつらが合体した巨大ロボは出ますけど一体だけだし、うーん、語呂の問題かな。

”原作者”の問題をスルーするならば、マジンガーとの共演とか、他の東映動画ロボットのガイキングやガ・キーン、バラタックなどとの共演なんていうのも「スーパーロボット大戦」やら「ロボットガールズ」やらを経た今なら考えちゃうけれど、当時としては”あり得ない”選択だったろうなあ。

逆に”原作者”問題をクリアしたダンガードAと「宇宙海賊キャプテンハーロック」、それに「SF西遊記スタージンガー」とのコラボ作品が企画されながらボツ。
これ、今ならボツで当然と思うのだけれども、当時ならOKだったかなあとも思う。
実現していればマジンガー並みのおまつり映画になっていたかもしれないので、これはこれで見たかったかも。

<過去記事>



by odin2099 | 2020-02-26 22:19 |  映画感想<ワ行> | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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