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『ワンダーウーマン』

<DCFU>の第4弾で、この作品でDCの新しいタイトルロゴが作られた。
<MCU>に対抗するかのようにスーパーヒーローが総登場するもので、今後の展開を考えるとワクワクするのだが、今のところその期待は叶えられていない。

「マン・オブ・スティール」「バットマンVSスーパーマン/ジャスティスの誕生」もヒーロー映画としては捻りが加えられ、続く「スーサイド・スクワッド」に至ってはヒーロー物でさえないが、この作品はようやく作られた王道のヒーロー映画。その分安心して見ていられるし、評判も上々。

『ワンダーウーマン』_e0033570_20323723.jpg以前北欧神話に材を採った「マイティ・ソー」や、第二次世界大戦を舞台にした「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」との類似性を指摘し、こちらはギリシャ神話が元で第一次大戦中のお話だと書いたけれども、あくまでも似た雰囲気があるというだけでストーリーに似た要素はない。

また映画の初めと終わりが現在で、本編は過去の時代という構成も「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」に似ているが、甦った伝説の戦士のオリジン・ストーリーを描こうとすれば同じようになるのは致し方ない。これまでの<DCFU>3作品には今一つノレなかった人でもこの「ワンダーウーマン」は愉しめると思う。

今年は今度は舞台を80年代を移した続編が公開されるが、気になるのはそこに死んだ筈のスティーブ・トレバーが再登場すること。
何故生きているのかとか、何故歳を取っていないのかとか、そういうのも確かに気にはかかるのだが、本作に続く「ジャスティス・リーグ」を含めてダイアナは一別以来スティーブとは(当然ながら)会ってないようだ。

となるとこのスティーブははたして本物なのだろうか。
偽者や幻影という可能性もあるし、回想シーンでの登場も考えられる。また平行世界、多元宇宙の住人(”もう一つの世界”のスティーブ)との邂逅というのもありがちだ。
または爆発の際に次元の歪に落ち、生とも死とも言えない状態で彷徨い続けていたとか、時空の歪みに巻き込まれて時間を超越したとか色々と考えられる。
少なくても他の<DCFU>作品とは矛盾しない形で出てきて欲しいものである。

<過去記事>



Tracked from ここなつ映画レビュー at 2020-03-12 13:11
タイトル : 「ワンダーウーマン」
予想外に面白かった。「予想外に」なんて書くと、全てのDCファン、アメコミファンから袋叩きに遭うのかもしれないが、個人的な思いとして、もうDCやマーベルのアメコミ系はいっかなー、と思っているもので。だから、確か「スーサイド・スクワッド」でだったと思うけど、ラストにワンダーウーマンが出てきて観客から歓びの声が上がる、なんて現象にはちっともノレなかったし、美しきアマゾネス戦士にも大して興味もなく、まあ縁があったら観るかも、程度だった訳だ。それが、縁があって鑑賞したら、いやホント面白い!ワンダーウーマンなる...... more
by odin2099 | 2020-03-11 20:37 |  映画感想<ワ行> | Trackback(1) | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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