<MCU>の7本目でフェーズ2のはじまり。

アベンジャーズ大集合映画の後のアイアンマン単独作なだけに、「祭りの後」の淋しさがあるかと思ったのだけれども杞憂に終わった。
なんでキャップやソーは手助けしないの?という疑問は若干生まれたけれども、今回のヴィランの目的の半分はトニーに対する個人攻撃と言ってもいいくらいだから、ここはトニーに頑張ってもらいましょう。
ということで孤軍奮闘のトニー・スターク。敵のアジトに潜入したり、まるでスパイアクション物のよう。トニーには体育会系のイメージはないのだけれども、「私がアイアンマンだ」宣言してからきっと肉体改造にも取り組んだんだろうな。

軽やかな身のこなしに、格闘技や銃火器の扱いにも手慣れた様子を見せてくれる。ラボに籠る一方で鍛えてるんだろうなあ、偉いなあとしみじみ。
前作までだと「スーツ脱いだらただの人」って感じだったけれど、本作ではスーツなしでもヒーローらしく見える。加えてローディとのバディアクションも板についてきた。
バディといえば、本作でトニーを助けるのがハーレイ少年。
こまっしゃくれたガキでトニーを大いに悩ませもするのだが、ハーレイくんがいなかったらマンダリンへの復讐はおろか、事件解決の糸口を掴むことさえ出来なかったはず。
「アベンジャーズ/エンドゲーム」ではチョイ役ながら成長した姿を見せてくれたが、彼にはまだ何らかの次なるドラマが用意されているんだろうか。
ちなみに本作は次回作への言及が一切ない珍しい一本だ。
ラストに「トニー・スタークは帰ってくる」とテロップは流れるものの、伏線らしきシーンは見当たらない。
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