
50年前の今日、3月14日は日本万国博覧会(EXPO'70)が開幕。
同世代であれば実際に会場に足を運んだ人も少なくないだろうが、当時の自分は全然興味がなかったというか、そもそも開催そのものを知っていたのかどうか。
長じてから色々と知るにつけ「ああ、行っておきたかったな」と思ったもの。
とはいうものの、もし行っていたら長蛇の列や大混雑に不満タラタラだったことだろうが。
「行きたい」けれど「行けなかった」万博を追体験するために、公式記録映画を観賞。
監督は山岸達児、亀田利喜夫、下坂利春の連名で、総監督は谷口千吉。
石坂浩二と竹下典子のナレーションで進行し、途中休憩ありの約3時間の超大作だ。
開会式と閉会式、それに会期中に開かれた各種イベントの映像を織り交ぜながら、様々なパビリオンを紹介したり、裏方=スタッフの模様を取り上げたり、会場内のハプニングも見せるなど盛り沢山。
ただ、そこにある建物を写し訪れた人々を収めたり、という映像が続くので流石に途中でだれてくる。
ずっと鳴りっぱなしの音楽もうるさく感じられるし、ナレーションも誰に向けてのものかよくわからない。口調は子供向けとも思えるが、特にそれを意識した”絵”作りは行われていないようだ。
海外向けに100分程度の短縮版も作られてるそうなので、この”超大作”には手こずったから、機会があればそちらも見てみたい。