TVシリーズの後日譚となる「ウルトラマンX」の劇場版。
公開された2016年は「ウルトラマン」から50年、「ウルトラマンティガ」から20年。
ということでメインゲストは吉本多香美。
この頃から黒部進は表舞台に出る機会が減っている。

芭羅慈遺跡(バラージ)に碧石(青い石)があり、そこのピラミッドにはティガの像が遺されており(ティガの里)、出現する怪獣はアントラーとゴルザ、そして代表的なBGMの引用もあり、という具合に両作品への目配せがあるが、なんか無理やり初代ウルトラマンとティガを絡ませてる感が強い。
おまけにXの危機に颯爽と登場した初代マンとティガだったが、結局はそれでも倒せず、更にネクサス、マックス、ゼロ、ギンガ、ビクトリーの助力を請うという展開になるのだから、なおさら活かし切ってないという印象が強くなる。
「ウルトラマンX」の物語としては、最後にXとのしんみりとした別れのシーンが用意され、これで大団円となるのかと思いきや、再び地球に危機が訪れたとかで最後の最後にXが戻ってくるところで幕なので、これまた肩透かしの拍子抜け。
まだまだ冒険は終わらない、という結末は嫌いじゃないけれど…。
【ひとこと】
チャータムの衣装っぽいものを着てるモデルさん(?)がいるな。
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