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『ルパン』

「シャーロック・ホームズ」を見直したので、今度は「ルパン」を。

こちらはアルセーヌ・ルパンのオリジン・ストーリー。
若かりしアルセーヌが如何に稀代の大怪盗へと華麗なる転身を遂げたのか、その謎に迫る。

『ルパン』_e0033570_14345381.jpgといっても不幸な生い立ちがあったり、粋がってるだけで周囲の”大人たちに簡単にあしらわれて、実のところいいところは殆どなし。おまけに最後は最愛の妻を殺され、息子をさらわれ、何年か経ってその息子と不幸な形で再会して終わり。

そもそもルパンは変装の名人、ということはつまり傍観者。
第三者視点で描いてこそなので、一人称ではないものの、常にカメラがルパンに密着していては興味も半減。やはりルパンはミステリアスな存在でなければ。

それにもっと明るく爽快な物語を期待していたのに、最初から最後までドロドロの暗いお話だったことにも幻滅した。初見の時と変わらない感想だ。

しかしながら今回、やっと吹替版で見たのだが、クリスティン・スコット・トーマス(カリオストロ伯爵夫人)に増山江威子、ロバン・ルヌーチ(ドル・スピーズ侯爵)に小林清志、そしてエヴァ・グリーン(クラリス・スピーズ)に島本須美という配役を決めたのは誰なんだろう?

クラリスの声が島本須美!
完全に狙ってる。 

<過去記事>



by odin2099 | 2020-04-18 14:42 |  映画感想<ラ行> | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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