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『ペリカン文書』

ジョン・グリシャムの3冊目の小説で、2作目の映画化作品。
主演はジュリア・ロバーツとデンゼル・ワシントン、脚本・監督はアラン・J・パクラ。

『ペリカン文書』_e0033570_08482586.jpgジュリア・ロバーツってギラギラした印象があるんだけど、この映画では割と清楚な感じ。頭脳明晰な法大生という設定だから、敢えて地味なメイクや衣装にしているのかもしれない。
何せ命がけの逃避行中なのだから。

ジョン・グリシャムは執筆中から彼女のイメージが念頭にあったそうだが、劇中では役柄に比べて年上に見える。
ところが演じるダービー・ショウの年齢設定は24で、撮影時の彼女は25ぐらいだから実はピッタリ。
また色気とは無縁の映画ながら、何故か彼女の素敵なランジェリーショットがあったんだね、忘れてた。本筋とはあまり関係ないので、これは観客向けのサービスショットかもしれないが。

なぜ殺人事件は起きたのか、犯人の目的は何か、そしてそれは真相に近づいた者を消さなければならないほどの一大事なのか、といった部分があまりピンとこないのが難点ではあるのだが、サスペンス物としては十分に面白い。

主人公たちが徐々に真相に近づくというタイプではなく(最初に結論は出ていて、後はそれを裏付ける作業になる)、また誰が味方で誰が敵かではなく周囲すべてが敵という状況なので、謎解きのミステリー物としてはやや弱いものの、ボリュームのある原作をアラン・J・パクラは手堅くまとめている。

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by odin2099 | 2020-04-19 08:50 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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