『機動警察パトレイバー』
2020年 04月 20日

頻発するレイバーの暴走事件の原因は何か。
新たに開発されたレイバー用のOSに原因があるのか。
それはバグか、それとも故意に加えられたウイルスなのか。
開発者は数日前に謎の自死を遂げたが、その目的は何だったのか。
小出しにされた情報を手掛かりに、刑事の捜査と並行して特車2課での推理が始まり、ようやく全貌が明らかになるとともにクライマックスの大バトルが始まる。
よく”スーパーロボット物”と対比して”リアルロボット物”という表現が使われ、その代表作として『機動戦士ガンダム』の名前があげられるが、それ以上に”リアルロボット”の名に相応しいのはこの『パトレイバー』だと思う。
<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/9813280/

◆『機動警察パトレイバー』ユナイテッドシネマ豊洲12 ▲アルフォンヌ先生だって最高だぜ。 五つ星評価で【★★★★だって面白いからしょうがない】 1989年、カラー、120分、正確には分からないが3~4回目くらい。押井守監督。 劇場版は「2」の方が評判いいのだが、これはこれで充分、面白い。ただ「2」を見直したら、やはり又、打ちのめされてしまうのだろう。単純に「2」の方が悪夢の深さが深かった...... more

ファーストガンダムは、
変わった視点で描かれているスーパーロボット
というイメージが強い。
リアルな評価が高いロボットアニメには
マクロスとかボトムズとかもあるけど、
この劇場版パトレイバーの1作目は、
そのどれよりも
よりリアルなロボットアニメですね。
ガンダムだって摩訶不思議な特殊金属で作られ、摩訶不思議なエネルギーで動き、超絶的な能力を持ったパイロットによって、現有兵器とは相容れない必殺技を持ってますからね。
それに比べるとパトレイバーは、現代のテクノロジーが進化したらあるいは実現可能か、と思わせるものがあります。

レイバー用のOSでうつるウィルスなので、ブルドーザー系の建設車両を方舟にたくさん乗り込ませれば破壊活動は出来たのだろうけど、まあ、レイバーに置き換わっちゃって、ブルドーザーみたいな車両は博物館とかに行かないと見れないのかもしれないなあ(自動運転車はダメくさいが、アームが付いてる車の利点はアームが人の動きをトレースできる点にあるので、その辺はあまりシステムに繋がってないかもしれない)。
「2」もそうだけど、映画の面白さはシチュエーションとキャラクターに依るところ大で、レイバー抜きでも成立しちゃうんだよね。
そのあたりロボットアニメとしては邪道なのかなとも思う。