『ゴジラVSモスラ』
2020年 04月 22日
前作に続いて人気怪獣のモスラが登場。
ビオランテがイマイチ受けなかったせいか、以後このシリーズは人気怪獣の再登場か、ゴジラを模した怪獣が中心になっていく。
本作に登場するバトラも純粋な新怪獣ではなく、モスラの亜種だ。
そして”極彩色の大決戦”のコピーに恥じない派手な光線合戦。
昭和期のゴジラは”怪獣プロレス”と揶揄されるくらい肉弾戦が多かったが、<平成シリーズ>ではそれに代わって熱戦や光線を撃ち合う場面が増えた。
クライマックスはゴジラとモスラとバトラの三つ巴、からのモスラ・バトラ連合軍対ゴジラへと移行するが、お互いに光線発射しまくり。
そして人間たちはただそれを見ているだけで、完全な傍観者と化す。
まあ多少の実況中継や、怪獣たちの心情(?)を代弁する役回りは与えられてはいるが、特に何らかのアクションを起こすわけではない。ひたすらリアクションに徹するだけだ。
シリーズ最大のヒット作だそうだが、この作品あたりから映画としての物足りなさを感じるようになっていく。
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