原作はサタミシュウの「SM青春小説」シリーズの第一作。
角川映画の<R18+のセクシー路線シリーズ>の一本として映画化された
「私の奴隷になりなさい」に約15分のフッテージを追加したロングバージョンで、実は劇場公開版はR15指定だったのだが、こちらは正真正銘(?)R18+指定となった。

劇場公開版よりもヒロインである香奈が心情を吐露するシーンが増えているので、わかりやすくなっているのかなと思ったのだが、同時に性描写も増えているため(むしろそちらの方がウリか?)、板尾創路演じる”先生”の胡散臭さはより際立つ結果になった。
また香奈と”先生”に振り回される主人公”僕”の情けなさも強調され、一層憐れさを感じる。
そして香奈はミステリアスな雰囲気が増しているようだ。
お話は全く理解も共感も出来ないので、ひたすら壇蜜を愛でる映画。
筋肉質ではないけれど引き締まり、スリムなだけじゃなく出るところは出てる美しいボディで、清楚にして艶やか、かつ儚げ。
登場場面の大半がヌードシーンで、ぼかしが入ったり、終盤では黒塗りされるショットも増えてくるのだが、SEXシーンやSMの調教シーン、緊縛シーン、自慰シーン、剃毛シーンと、これでもかこれでもかという具合に「これ、本当にやっているだろう」と思わせるシーンのオンパレードなのだが、彼女が演じると不思議と下品さは感じない。

【ひとりごと】
壇蜜も良いけれど、”僕”の恋人を演じた
西条美咲も良い。
特別出演となっている杉本彩は…いらなかったかな。