『宇宙戦隊キュウレンジャーVSスペース・スクワッド』
2020年 05月 05日
前作ラストで新組織スペース・スクワッドの隊長に任命されたギャバンが選んだメンバーは、というと同僚の宇宙刑事シャイダーと、これまた代替わりしたジライヤの二人のみ。
戦隊とメタルヒーローのコラボということで色々と期待しておいてこれかよ、という感じだが、「スペース・スクワッド」シリーズの2作目という以前に、この作品が「宇宙戦隊キュウレンジャー」の新作という方に重点が置かれているのだから仕方がない。

そして対するヴィランズたちの元ネタは「魔界転生」で、この世に未練を残した者たちを復活させたということ。
<スーパー戦隊VSシリーズ>は過去にも「海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン」でメタルヒーローとのコラボを実現させているが、この作品がそれに続く第2弾(前作を含めれば第3弾)ということにもなる。
戦隊にライダーに、とコラボ続きなので目先を変える工夫は必要だ。
レギュラーメンバーに加え、ヴィランズとして平田裕香、水崎綾女、ゲストとして高山侑子に出合正幸と気心の知れたメンバーを集め、今回も坂本監督ならではのアクションがさく裂。
もちろん女性陣をエロかっこよく描くことも忘れていない。
キュウレンジャーたちはうるさいし、ギャバンもシャイダーも暑苦しいのが難だが、1時間という持ち時間をしっかり楽しませてくれる手腕は、もっと評価されていいかも。
【ひとりごと】
クールギンの登場は果たせず、各組織の連絡役であるはずの紅牙も大人の事情で姿を見せず。
代わりに登場したのが宇宙忍デモストだが、宿敵であるはずのジライヤとの絡みは殆どない。端からセットで登場させるつもりではなく、たまたまこの作品へ抜擢されたのだろうか。
ラストでは次はウインスペクター隊長ファイヤーの登場が示唆されていたが、次回作は実現するだろうか。
<過去記事>
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