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『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ/天地大乱』(1992)

『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ/天地大乱』(1992)_e0033570_15561244.jpg叔母のイー(十三姨)と弟子のフー(梁寛)を伴い広州を訪れた黄飛鴻(ウォン・フェイホン)。だがそこでは貧民救済と外国排斥を謳う白蓮教が勢力を伸ばしていた。
飛鴻はそこで革命を志す孫文と出会い意気投合する。しかし両者を危険視する警察のラン提督の思惑も絡み、三つ巴の抗争の中に飛鴻たちも巻き込まれていくのだった。

「天地黎明」に続く「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ」シリーズの二作目で、この作品のみ「ワンス・アポン・ア・タイム/天地大乱」のタイトルで日本で劇場公開されていた。
予備知識なしで二本立ての併映作品として見て、主人公が医者にして武術の達人、そして実在の人物だと知って驚いた記憶がある。

この映画の見どころはなんといってもフェイホンを演じるリー・リン・チェイ(ジェット・リー)とラン提督役ドニー・イエンとの死闘で、これはアクション映画史に残る至高の対決シーンだろう。

『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ/天地大乱』(1992)_e0033570_15565384.jpgまたフェイホンとイーのバカップルぶりと、フェイホンとフーの師弟漫才もまた楽しい。
ロザムンド・クワンは本当に綺麗だし、あれ?フー役は前作のユン・ピョウからモク・シウチンに代わってる。いやー、別人に見えるな。

実際に黄飛鴻と孫文に交流があったのかどうかは知らないが、二人の年齢差は二十くらいあるので、少なくてもこういう出会い方はなかっただろう。

【ひとこと】
シリーズでずっと使われている主題歌「男兒當自強」だが、この作品ではジャッキー・チェンが歌っているのは何故だろう。
ちなみにこの映画のために作られたものではなく、古くから広東に伝わる曲だそうだ。


Tracked from ふじき78の死屍累々映画.. at 2020-05-05 16:48
タイトル : 『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ』三本をシネ..
ワンチャイシリーズがデジタルとはいえ、 劇場で3本続けて観れる日が来ようとは。 ◆『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ 天地黎明』 五つ星評価で【☆☆☆☆☆1本目はしっかりしてる】 未見の一作目。 なかなかどうしてやっぱり続編が作られるだけあって普通に面白いし、 それどころか傑作『天地大乱』にも引けを取らない。いい出来じゃないか。 ビデオスルーは本当に勿体ないが、傑作『天地大乱』...... more
Commented by ふじき78 at 2020-05-05 16:46 x
そして「酔拳」もフォン・フェイホンじゃなかったっけ? あのジャッキーと、このリンチェイが同一人物にはとても見えない。
Commented by odin2099 at 2020-05-05 22:32
> ふじき78さん

そう、「酔拳」もウォン・フェイホン。
こっちは酔拳使いそうもないけどね、脚技が得意だし、それに高潔な人格者だ。
ちょっと天然入ってるけど。
by odin2099 | 2020-05-05 16:38 |  映画感想<ワ行> | Trackback(1) | Comments(2)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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