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『珍説世界史 PART I』(1981)

メル・ブルックスが製作・脚本・監督・主演を務め、人類の歴史を徹底的に茶化したコメディ映画。

『珍説世界史 PART I』(1981)_e0033570_18211267.jpgいきなり「人類のあけぼの」では「2001年宇宙の旅」をパロディ化し(「ツァラトゥストラ」も流れる)、石器時代(原始人たちによるショートコント集)からローマ時代(即興哲学者が披露するネタがシーザーの怒りを買い、処刑されそうになって逃げまわる)、そしてフランス革命(好色な王ルイ16世の替え玉にされた男の悲喜劇)までを描く。

モーゼが神から授かった石板は3枚あったのだが、1枚を落として割ってしまったために「十五戒」が「十戒」になったり、ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」制作秘話が語らえたり(実際にその場でスケッチしてた?!)、スペインの宗教裁判の様子がミュージカル仕立てで表現されたりとやりたい放題。
最後には「PART II」のフェイク予告編(なのか、実際に続編を作ろうとして頓挫したのか…?)まで付いている。

出演は他にドム・デルイズ、マダリーン・カーン、ハービー・コーマン、クロリス・リーチマン、グレゴリー・ハインズ、シド・シーザーらでナレーションはオーソン・ウエルズ
コテコテのギャグと下ネタ、それにユダヤ人ネタのジョークはあまり笑えないが、四半世紀ぶりに見たのだけれど以前よりは楽しめた。


by odin2099 | 2020-05-14 18:24 |  映画感想<タ行> | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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