『アポロ13』
2020年 05月 20日
しかし何度見ても良くできてるな、これ。
ディティールにもこだわった再現度も高いし、もちろんドラマとしても面白い。
それでも見ていて気になる点はいくつか。
例えばジム・ラベルはアポロ11号のバックアップ・クルーの一人。
その彼がニール・アームストロングが月面に初めて足跡を記すとき、自宅で仲間たちとパーティーをやっていてよかったのだろうか。

また映画の後半では、残されたケンが瀕死のアポロを救うために寸暇を惜しんでシュミレーションを繰り返すシーンがあるのだが、いくら13号のついて彼が熟知していたとしても孤軍奮闘ぶりは些か不自然に感じてしまうのだが等々。
それに”救世主”の役割を果たすケンだが、これもジムの弁によれば複数の宇宙飛行士やエンジニアたちの役回りを一人のキャラクターに集約しているとのことである。
要はジムのコメントをまとめると、映画的なウソはいくつかあるものの、かなりの部分は忠実に、正確に再現されている、当事者お墨付きの”事実に基づく”一級の娯楽映画だということ。
ということで、映画の裏側を知るとますます何度でも見直したくなってくるのである。
<過去記事>
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