『ゴジラVSメカゴジラ』
2020年 05月 24日
<VSシリーズ>では5作目で、キングギドラ、モスラに続いて復活したのはラドンとメカゴジラ!
この作品をもってシリーズは休止。
トライスター版「GODZILLA」に後を託す予定がスケジュールに遅延があり、更に継続されることになった。
そのせいか、なんとなく「これで終わり」感が強い作品に。
なんだかんだで毎年ワクワクしながら見に行ったシリーズ。
今見ると一部を除いてすっごくつまらない。
また何年かすると一周回ってまた面白く感じられるかなあ。
前作から明るいノリになったけど、こういう主人公って好きじゃないんだよね。
高島親子の共演、「君がGフォース?なんだか頼りないなあ」
その後に「親の顔が見てみたいよ」まで言ってくれたら笑えたのに。
この後ベビーゴジラはシリーズのキーキャラクターになるのだが、もし五条梓が今後のシリーズにも出たとしたらどうだったろう。
リトルゴジラやゴジラジュニアへの成長(変貌?)を微笑ましく見つめたのか、それとも悲しく、あるいは寂しく感じたのか。
それに三枝未希と同世代の女性(といっても設定では未希が21で、梓が25歳だが)との会話シーンが珍しかったので、継続して登場していたら未希も少しは変化したのかも。
迫害とまではいかないまでも超能力を持っていることで、彼女は友達少なかったろうに。
それにしても”テレパシー”が”超能力”の総称? 便利に使われてるよな、このシリーズでは。

ゴジラとラドンが戦って、メカゴジラはラドンともゴジラとも戦って、
ゴジラとラドンは共闘関係になり(ガルーダとメカゴジラの合体に対抗して、こちらも合体技!)、
メカゴジラは大破して、ゴジラは黙って去ってゆく、ベビーを連れて。
ドラマの主眼はどこ?
前作ではクライマックスで主人公たちは単なる傍観者になり下がったが、今回はメカゴジラに乗り込むことで最後までストーリーに食い込んでるはずなのに。
ドラマとしては破綻してるよな。
そして次回作は<VSシリーズ>では(「ゴジラ」シリーズ全体でも)ワースト上位の常連作。。。
<過去記事>