
悪魔ランドの大魔王デーモンは、怪物ランドの怪物大王そっくりの像を作らせ、その胸に呪いの剣を突き刺した。
すると怪物大王は突如胸の痛みを訴え、危篤状態に陥ってしまう。
父のもがき苦しむ姿を見た怪物くんは、像からデーモンの剣を抜き取れば助けることが出来ることを知り、ドラキュラ、オオカミ男、フランケンを連れて危険が待ち受ける悪魔ランドへ乗り込む。
その前に悪魔ランドの王子デモキンが現れた。
息子を案じてせっせと手紙を書く怪物大王と、その手紙を開封すらしない怪物くん。
それと、息子を溺愛し甘やかしてる悪魔大王デーモンと、父親への反抗心を持ったデモキン親子との対比を描いているのだが、結局のところデモキンが一見悪ぶってるもののいい奴で、好奇心もあって度々怪物くんたちを手助けし、最後は父に助命嘆願することで解決するというかなり拍子抜けする結末を迎えてしまう。

「怪物くん」の劇場版第二作で、「
ドラえもん/のび太の大魔境」「
忍者ハットリくん/ニンニン忍法絵日記の巻」の併映作品だが、この三本立ては「ハットリくん」以外どうにも楽しめなかった記憶がある。
実際「ドラえもん」の映画はこの時を最後に久しく見に行かなくなったくらいだ。
今回見直しても特に面白く感じなかったのは、そもそも「怪物くん」という作品そのものが自分に合わなかったというせいもあるのだろう。