『ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦』
2020年 05月 27日
もう最初の10分足らずで圧倒されてしまい、もうお腹一杯。
宇宙最強の敵ザンギャックの猛攻に大苦戦のゴセイジャー(背景には壊れた巨大ロボの姿も)。
まず、このザンギャックと戦っているのがゴセイジャーというのがいいですね。
というのもザンギャックは「ゴセイジャー」の後番組「ゴーカイジャー」の敵。
つまりは「ゴセイジャー」本編でも「ゴーカイジャー」本編でもあり得ないシチュエーションだからです。
この感覚、わかってもらえるでしょうか。

ところがこの後で主役が交代しゴーカイジャーが登場すると、いつもの<スーパー戦隊VSシリーズ>と同じようになってしまうのがちょっとガッカリ。
いつもより上映時間が長い分キャラクター同士の絡みは丁寧に描かれますし、アクション面ドラマ面どちらにも見せ場が増えますが、メインプロットとはあまり関係ないサブプロットにかなり時間が割かれたり、終盤は物量作戦で押せ押せで来ますので、疲れるというか代わり映えのしない展開に些か飽きがきたりもしますが。
それでも現在までのところ<スーパー戦隊>映画史上最長作品だけあって、堂々たる一本立ちの作品としての風格はありますね。
それに冒頭でも述べたように<レジェンド大戦>、これを見るためだけでもお金を払っても惜しくはないかなと思います。
そして変則的に<VSシリーズ>が先に作られたため、従来の<VSシリーズ>の代わりに宇宙刑事ギャバンとの共演が実現し、これが<戦隊>と<仮面ライダー>や、その他の<メタルヒーロー>とのコラボ企画へと発展していったのですから、日本のヒーロー映画史上でも最重要作品の一本と言えるでしょう。
<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/14935955/
https://odin2099.exblog.jp/16674469/
https://odin2099.exblog.jp/22355543/