『名探偵コナン/瞳の中の暗殺者』(2000)
2020年 05月 28日
現場に居合わせたコナンたちだったが、目暮警部も白鳥警部も口を噤む。
そして第三の事件が起きるが、巻き込まれた蘭はショックで記憶を失ってしまう。
だが犯人は蘭に顔を見られたと思い、今度は執拗に彼女をつけ狙う。
新一のことさえ思い出せない蘭を、コナンは必死に守り続ける。
劇場版『名探偵コナン』シリーズ第4弾。
段々とキャラクターや設定、パターンがわかってきたので面白くなってきた。

ゲストに頼らない物語作りは、ある意味でスタッフの力量が大いに試される場にもなっている。
犯人は、疑わしい人物は数多くいるものの、一見すると事件や当事者とは無関係に見えて、かつヴォイスキャストに大物が起用されていることから早い段階で推測は出来るのだが、普通にストーリーを追いかけていたならば意外性のある人物でもある。
コナンくんの推理もやや駆け足気味なのだが、犯人は素直に犯行を認めてくれるし、コナンくんの周囲にいる容疑者や関係者も、結果的にコナンくんにすんなり協力してくれるので事件はスムーズに解決。
100分間は飽きずに楽しむことが出来た。
そういえば今回、コナンが小五郎を眠らせる、というシーンはなかったな。