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『フランケンシュタイン』(1994)

『フランケンシュタイン』(1994)_e0033570_22292459.jpg北極点到達に執念を燃やす探検船の船長が、氷の氷原で一人の男と出会う。
彼の名はヴィクター・フランケンシュタイン。
その口から今、恐るべき物語が語られる――。

という導入部から、母の死や自身の研究に対する弾圧や迫害を経て禁断の世界へと足を踏み入れていくヴィクターと、その恋人や友人。
そしてヴィクターが産み出してしまった”クリーチャー”に焦点を当て、疑似関係を含むいくつかの親子を描いた作品。

出演はロバート・デ・ニーロ、トム・ハルス、ヘレナ・ボナム=カーター、ジョン・クリーズ、エイダン・クイン、イアン・ホルムら。
そして監督・主演はケネス・ブラナー。

フランシス・フォード・コッポラが自身の監督作『ドラキュラ』に続き、古典的なモンスター映画を再生させた一篇で、こちらにも原題には”Mary Shelley's Frankenstein”と、原作者メアリー・シェリーの名前が冠されている。

フランケンシュタインの怪物といえば、ユニバーサル映画でボリス・カーロフが演じたものがあまりにも有名だが、今回は従来のイメージを覆す斬新なデザインのクリーチャーになっている。
――と言いたいところだが、どう見ても継ぎ接ぎだらけの特殊メイクを施したデ・ニーロにしか見えないのは賛否両論だろう。

その分”怖さ”よりも”哀れさ”が強調されているのは、「父に愛されなかった息子の物語」だという作品のテーマには沿ったものだと言える。
実際、ホラー映画というよりも素直に古典文学作品の映画化、として受け入れることが出来、仰々しいだけの『ドラキュラ』よりも面白い。

【ひとこと】
ケネス・ブラナー、無駄に脱ぐなあ。


by odin2099 | 2020-05-30 22:36 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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