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『ファイヤーフォックス』(1982)

クレイグ・トーマスの小説『ファイアフォックス』の映画化作品で、監督・主演はクリント・イーストウッド
ソ連の最新鋭戦闘機ミグ31”ファイヤーフォックス”を盗み出すため、イーストウッド演じる元空軍パイロット、ミッチェル・ガントがソ連に潜入する、というお話。

『ファイヤーフォックス』(1982)_e0033570_19360159.jpgこの”ファイヤーフォックス”は思考誘導装置を備えているのだが、ソ連製のために英語は受け付けない。
そこで優秀なパイロットかつロシア語に堪能なガントに白羽の矢が立ったのだが、このガント、ベトナム戦争時に捕虜になった経験があり、その際に目の前で少女が爆殺されるのを目撃したことから戦争後遺症の持主。
肝心な時に身がすくんでしまうという欠点を持つ。

おまけにプロの諜報部員ではないため、その不用意な言動から味方さえも危険に陥れるという問題児なのだが、操縦の腕はピカイチで飛び立ってからはようやく本領を発揮する。

140分弱の上映時間のうち、”ファイヤーフォックス”が発進するのはようやく90分近く経ってから。
それまではテンポも悪く、ガントの行動が冴えないので違った意味でハラハラドキドキさせられてしまう。

以前テレビ放送された際は、2時間の放送枠に収める必要性からこの前半部を中心に約40分ほどカットしていたが、その方が劇場で見た時よりも楽しめたのを思い出す。
飛び立ってからは敵の追跡を掻い潜り、追ってきた2号機を空中戦で撃破するなどアクション映画として面白くなるのだが。

今回見直してもやはり間延びした前半はもう少し何とかならなかったものかな、と思わされた。

ちなみにミッチェル・ガントはシリーズ・キャラクターになり、この作品の続編を含めて複数の作品に登場しているが、それらが映画化されることはなかった。

【ひとこと】
今日5月31日はイーストウッド90歳の誕生日。
老いて益々盛んというか、生涯現役を貫きそうだ。
同い年のショーン・コネリーが早々に引退を決断したのとは対照的。


by odin2099 | 2020-05-31 19:55 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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