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『風の大陸』(1992)

『風の大陸』(1992)_e0033570_22024797.jpg<NEO英雄伝説>と冠して、『サイレントメビウス2』アルスラーン戦記IIと3本立てで公開された角川アニメの一本を久々に再鑑賞。

原作は竹河聖のファンタジー小説で、古代アトランティス大陸を舞台に、宿命の糸に導かれた3人――薬師のティーエ、男装の少女ラクシ、傭兵のボイス――の冒険の旅を描いた作品。
原作の1エピソードを比較的忠実に映画化したものらしい。
脚本・監督は真下耕一。

この頃は<グイン・サーガ>を筆頭に、<アルスラーン戦記><失われし者タリオン><ロードス島戦記>などを読み漁っていて、この作品も気になっていたから3本のうちで一番期待していたっけ。
実際あとの2本の出来がイマイチだったので、この『風の大陸』が一番楽しめたのだけれども、映画を見てるだけじゃこの世界がどうなってるのか、そして主人公の3人組がどういう関係なのかの説明がないので、なんとなく置いてけ堀を喰らわされた気分だった。

また大島ミチルの音楽も良く、いのまたみつみの原案とは一味違った結城信輝のキャラクターも悪くはないのだが、自分が抱くイメージとボイスキャストに乖離があったことも、作品と距離を置いてしまった遠因かもしれない。
『風の大陸』(1992)_e0033570_19173865.jpg
そんなこんなで原作小説には手を出さず仕舞いだったが、残りの作品も結局は途中脱落。
というより外伝だのなんだのを含めて、未完の作品が多すぎるな。


by odin2099 | 2020-06-07 22:15 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』)


by Excalibur(エクスカリバー)
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