<NEO英雄伝説>と冠して、
『サイレントメビウス2』、
『アルスラーン戦記II』と3本立てで公開された角川アニメの一本を久々に再鑑賞。
原作は竹河聖のファンタジー小説で、古代アトランティス大陸を舞台に、宿命の糸に導かれた3人――薬師のティーエ、男装の少女ラクシ、傭兵のボイス――の冒険の旅を描いた作品。
原作の1エピソードを比較的忠実に映画化したものらしい。
脚本・監督は真下耕一。
この頃は
<グイン・サーガ>を筆頭に、
<アルスラーン戦記>や
<失われし者タリオン>、
<ロードス島戦記>などを読み漁っていて、この作品も気になっていたから3本のうちで一番期待していたっけ。
実際あとの2本の出来がイマイチだったので、この『風の大陸』が一番楽しめたのだけれども、映画を見てるだけじゃこの世界がどうなってるのか、そして主人公の3人組がどういう関係なのかの説明がないので、なんとなく置いてけ堀を喰らわされた気分だった。
また
大島ミチルの音楽も良く、いのまたみつみの原案とは一味違った結城信輝のキャラクターも悪くはないのだが、自分が抱くイメージとボイスキャストに乖離があったことも、作品と距離を置いてしまった遠因かもしれない。

そんなこんなで原作小説には手を出さず仕舞いだったが、残りの作品も結局は途中脱落。
というより外伝だのなんだのを含めて、未完の作品が多すぎるな。