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『お姉ちゃん、弟といく』(2006)

『お姉ちゃん、弟といく』(2006)_e0033570_20384438.jpg女友達の沙希と同居しているなおの元に、弟の康太郎が家出して転がり込んできた。
その夜なおは、弟が自分の下着を盗む光景を目にしてしまうが逆に興奮を覚え、翌日は密かに弟を誘惑してしまう。
なおに恋心を抱いている沙希は、姉弟のぎこちない関係に不審を抱き…

女性の同性愛と姉弟の近親相姦が絡む奇妙な三角関係なのか、と思わせておいて実は――というラブコメディ?
脚本・監督は吉田浩太、上映時間は約40分、出演は江口のりこ、中村邦晃、菜葉菜。

康太郎が盗んだのは実は沙希の下着で、しかも隠し撮りまでしている始末。
なおはそれを勘違いして妄想を膨らませ、康太郎にどんどん惹かれていく。
沙希はそんな康太郎の行動をなじり、なおに自分との関係を迫り、なおは沙希の好意を拒絶する。
沙希は部屋を出ていき、なおと康太郎はなし崩し的に結ばれ、翌朝康太郎は置手紙を残し黙って出ていく、というお話。

暴走した弟が姉を襲ってる風に宣伝では扱われているが、実は暴走しているのは姉の方。
まあ弟の方も、姉の友人に対してストーカー行為を働いているのだから十分に暴走してると言えるのだけれども、肯定も否定も出来ない、なんだかややこしい恋愛モノになっていた。
結末は割とあっさりしているが。



by odin2099 | 2020-06-22 20:40 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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