『未知との遭遇<ファイナル・カット版>』
2020年 06月 22日
最初の劇場版に満足できなかったスピルバーグは、手直しした<特別編>をリリース。
しかしこちらには不本意な追加シーンも含まれていたので、更に両方の良いとこ取りをしたのがこの<ファイナル・カット版>ということになるのだろう。
『1941』には長尺版があり『E.T.』にもお色直し版があるが、スピルバーグが自作にここまで手を入れるのは珍しい。
――と、そこまで考えた時に、『未知との遭遇』の続編ってつまらないだろうな、と思えてきた。
ロイが家族に再会?
いや、ロイがその時に家族に執着しているだろうか。
またロニーや子供たちがロイのことをそこまで思い続けているような気もしない。
ではジリアンやバリーの元を訪れることはあるかというと、せいぜい仲間として受け入れるために迎えに来る、くらいの目的しか思い浮かばなかった。
この作品の続編足り得るのは、今度は地球人側ではなく、宇宙船の乗組員側から描いた物語。
<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/7607178/
https://odin2099.exblog.jp/8135578/
https://odin2099.exblog.jp/23082168/
https://odin2099.exblog.jp/26290994/
https://odin2099.exblog.jp/27352963/