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『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3』(1990)

落雷のショックでドクは何処の時間へか飛ばされてしまい、1955年に取り残されてしまったマーフィ。
ほどなくドクからの手紙が届き、1855年の世界で元気でいることを知り、ほっと安堵するのだった。
再び”この時代”のドクの協力を得て1985年に帰ろうとした矢先、1855年の世界でドクは手紙を書いた一週間後にビフの先祖に撃ち殺されてしまうことを知る。
マーティは修理したデロリアンで、ドクを助けるべく1855年へ――。

『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3』(1990)_e0033570_22041490.jpgバック・トゥ・ザ・フューチャー」「バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2」に続く三部作の完結編で、今度は西部劇の世界へ。
1作目が出来た時に続編を作る予定はなく、続編を作ろうとしたら長すぎたので二つに分けたことで出来た3作目だが、最初から計算されていたのかと思うほど殆ど完璧な三部作となった。

時代は変われど舞台となる場所(土地)は変わらず、出てくる人物も家族や関係者の祖先や子孫ばかり。
作品(時代)を跨っての繰り返しのギャグや、同じようなシチュエーション、台詞の応酬も飽きが来ない適度なクドさ。
そしてマイケル・J・フォックスとクリストファー・ロイドのキャラクターへのハマり具合。実に愛すべき作品だ。

独立した作品としてみれば作劇上破綻しているし、今見直すとクララの存在が鬱陶しくて邪魔だなとも感じるのだが、彼女を加えることでドクのキャラクターに化学反応が生まれ、マーティとの関係にも変化がもたらされたのだから歓迎すべきだろう。

それにしてもこの当時のクリストファー・ロイドが50そこそこというのは驚きだ。
パート1に至っては40代半ば過ぎだったのだから。



by odin2099 | 2020-06-24 22:06 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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