
「仮面ライダーBLACK」の劇場版第二弾で、これも吉川プロデューサー案件。
北海道は夕張にロケを敢行するという力の入れようだが、これは「炭鉱から観光へ」を掲げていた当時の中田市長からの誘致もあったのだろうか。
ゴルゴムに支配された夕張市を開放するレジスタンスのリーダー役で特別出演もしている。
6期24年にも亘って市長を務めたものの、財政難に歯止めがかからず、退任の数年後に夕張市は破綻。
また本人も退任して間もなく病気で死去したとのこと。

前作の映画は剣聖ビルゲニアや新マシンであるロードセクター登場後という節目の時期に作られていたが、今回はなんといっても宿命の敵シャドームーン復活の直後。
シャドームーンと仮面ライダーBLACK(=ブラックサン)との直接対決も、確かテレビシリーズに先駆けてのものだったかと。
ただスケールの大きな物語にイベント要素を盛り込んだつもりだったのだろうが、かえってとっ散らかった感じになってしまい、主人公たちが東京と夕張を忙しなく行ったり来たりしているだけの印象も。
まあ、あまり劇中に歌を使うのは好きではないのだが、この作品のアクションシーンでの挿入歌の使い方は、なかなか燃えるものがあって良いと思うが。
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