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『マイティ・ソー/バトルロイヤル』

<MCU>の17作目でフェーズ3の5本目。
「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」以降ご無沙汰だったソーとハルクの近況報告。
そしてまだデビューから日が浅いドクター・ストレンジがソーと初邂逅。

『マイティ・ソー/バトルロイヤル』_e0033570_21030118.jpg厳密にいえば「ドクター・ストレンジ」のポストクレジット・シーンで出会っているのだが、あれはこの映画のシーンの先行お披露目みたいなものだったから、物語上はこの作品で出会ったということで良いだろう。
既にソーやロキを手玉に取るとは、短期間でストレンジも急成長を遂げたものだ。

序盤でオーディンもウォーリアス・スリーも退場してしまうし、その後はアスガルドの民も次々と犠牲になり、ソーも片目を喪うという悲惨な、凄絶なシーンが続くのだが、映画全体を貫く明るいトーンは最後まで保たれているという稀有な作品。
ラストシーンも、地球を目前にしたソーたちの前にサノスの宇宙船が立ちふさがるという絶望的な状況なのにも関わらず、だ。

それはやはりソーとロキ、あるいはソーとハルク(バナー)との漫才コンビのやり取りが秀逸で、これに悲惨な過去を持ちながらも逞しく生き残ってるヴァルキリーが加わっての化学反応が愉しいからだろう。
『マイティ・ソー/バトルロイヤル』_e0033570_08393739.png
そういやバナーは「今度ハルクに変身したら、二度とバナーには戻れない気がする」と言っていたが、その後はずっとハルクのまま。
次に登場するのは「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」の冒頭だが、その時もハルクの姿だったが、その間に一度も戻れなかったのだろうか。
サノスに敗れた後、今度はハルクへの変身を拒絶していたが。

<過去記事>




by odin2099 | 2020-07-28 19:18 |  映画感想<マ行> | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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