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舞台『死神遣いの事件帖/鎮魂侠曲』

<東映ムビ×ステ>第二弾、映画の「死神遣いの事件帖/傀儡夜曲」に続いて舞台版も無事に鑑賞。

舞台『死神遣いの事件帖/鎮魂侠曲』_e0033570_20073456.jpg一度はチケットを入手したものの、3密を避けるために一旦払い戻し。
座席の感覚を空けて再発売、しかも値上がりして、ということだったのでキャンセルすることも考えたのだけれど、もしかすると公演そのものが中止になるかもと思い再購入。
サンシャイン劇場の入りは4割程度(といっても元々半分くらいしか売ってないのだから、実質は8割方埋まってるということになるのか)で、その殆どが女性客なのは相変わらずだ。

物語は映画の一年後。
新之助と十蘭はあっさりコンビを組んでるかと思いきやそうではなく、つかず離れずの関係。
逆に新之助は百目鬼と契約を結び、封印を解かれ本来の死神の姿に戻った十蘭と対決する、という一捻りも二捻りもした展開が待っていた。

そして死んでしまった幻士郎と一八の存在が大きくクローズアップ。
一八の姉と弟が新之助を仇と付け狙い、十蘭は幻士郎を蘇らせることが出来るとの甘言に乗せられ、同じく新之助の命を狙う、といった塩梅だ。

主演となる庄司新之助の崎山つばさと十蘭役の安井謙太郎に加え、権左の松浦司、義助の松本寛也、伝吉の北川尚弥、それに保科正之の田邉幸太郎と百目鬼の陳内将が映画からの続投。
舞台版からの登場となるのが今回のラスボス天元役の谷口賢志にメメント役の輝馬、ヴァニタスのエリザベス・マリー、それに一八の姉・お菊の伊藤優衣と弟・喜三郎の櫻井圭登、そして駆け出しの頃の新之助が世話になった親分である羅厳役の山崎銀之丞という面々。
原案は須藤泰司、脚本・演出が毛利亘宏。
舞台『死神遣いの事件帖/鎮魂侠曲』_e0033570_20074447.jpg
ストレートに映画の続編として面白いし、映画ではチャラチャラした存在だった新之助が立派に主人公している。
十蘭とは新たな関係を築き始めているし、トラブルメーカーの百目鬼はまだ何やら企んでいる様子。
果たして幻士郎は生き返ることが出来るのか、と「次」への期待を十分に持たせた終わり方なので、これをこのままにしておくのも勿体ない。
今度はVシネマとか、深夜枠やネット配信ドラマなどでシリーズ化してみたらどうだろうか。
舞台『死神遣いの事件帖/鎮魂侠曲』_e0033570_20075605.jpg
【ひとこと】
実質最前列だったのでフェイスガードの着用を義務付けられたのだが、反射したり曇ったりで凄く見辛い。
もう少し何とかならなかったものかな。



by odin2099 | 2020-07-28 20:10 | 演劇 | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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