『銀河鉄道999/ガラスのクレア』
2020年 07月 30日
この頃の東映作品は幼児・児童向けの<まんがまつり>枠と、『宇宙戦艦ヤマト』に始まるミドルティーン、ハイティーン対象のヤングアダルト枠とに二分化され始めた時期だったので、『宇宙海賊キャプテンハーロック』はまだ<まんがまつり>として公開されたが、『ハーロック』の後番組『サイボーグ009』や『銀河鉄道999』の後番組『新竹取物語1000年女王』の頃になると<まんがまつり>にはお呼びがかからなくなるのだが、この『999』はちょうど過渡期。
ヤングアダルト向けの長編作品公開後に、子供向けの<まんがまつり>にもラインナップされている。
お話はテレビでも放送された一挿話のリメイク。
劇場版の『999』とテレビ版の『999」は別スタッフによって作られたが、こちらはテレビ版のスタッフによって作られた劇場版ということでちょいとややこしいが、あくまでテレビ版ベースなので描き込みが凄いとか、カメラアングルに凝っているというようなこともなく、クオリティはテレビ並み。
ただ、クレアのヴォイスキャストがテレビ版の川島千代子ではなく劇場版の麻上洋子に変更されていることと、劇場版用に作られた「クレアのテーマ」がそのまま使われているのがスペシャル感を出している。
<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/2970429/
https://odin2099.exblog.jp/22779305/
https://odin2099.exblog.jp/27319988/