『ヤマトよ永遠に』
2020年 08月 02日
なんか文句あっか?

加藤四郎以外にコスモタイガー隊のユニフォーム着た人がもう一人いるんですが…坂本?
そういや絵コンテの段階では、ここに坂本の出番があったんですよねえ。
その後のシーンでアナライザーは真田澪を雪と間違えるんですが、澪、雪とはちっとも似てないんだよなあ、分析ロボットのクセして。
結局出番は削られてしまった坂本ですが、『新たなる旅立ち』の後半では太助ともども出番がなくなり、最後の方まで見せ場が用意されてるのは北野のみ。
これは先々どうなっちゃうんだろうと思っていると、『永遠に』へ続投出来たのは後半出番のない太助だけでした。
そして最終的には削られたとはいえ、当初は坂本の再登場も予定されていたわけで、北野って扱いにくいキャラだったのかな。
坂本は人気が出ずに加藤の弟に取って代わられたものの、太助は他にキャラが被る存在もいなかったせいか重宝されて、なんと旧乗組員の中では唯一『復活篇』にも出てくるという破格の待遇を受けますが、この時はここまで人気キャラになるとは。
ところで暗黒星団帝国の皆さんは、なんでわざわざ地球までやってきたのでしょう?
地球人の若くて健全な肉体が欲しかったから?
いやいや、重核子爆弾で脳死させてはいるものの、それ以上に相当数の地球人を虐殺してますよね。
それに地球人の身体が欲しいだけなら、すぐに重核子爆弾を爆発させればいいものを、なんか余計なことしてます。負けたことが悔しくて復讐したかった?
また驚くべきは前作でも発揮された恐るべきリサーチ力。
前作では遭遇してすぐに地球の戦艦「ヤマト」で、艦首に波動砲を装備してることまで突き止めましたが、今回は地球の文化や歴史を学び、偽の地球を作り上げ、未来人を自称して騙そうとします。
そこまでしなくても、他にヒューマノイド型の宇宙人、いなかったんですか。
まあ、なんだかんだありながらもクライマックスのサーシャ(真田澪)の健気さに涙してそれで良し、ではあります。
デタラメではあっても、一級の娯楽作品であることは間違いありません。
【ひとこと】
西崎P、公開前には「もう自己犠牲を描くのは止めた」と言ってましたけど、『完結編』まで自己犠牲を貫き通してるのはいっそアッパレ(んなワケない)。
<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/3073385/
https://odin2099.exblog.jp/17552800/