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『ルパン三世』

いわゆる<ルパンVS複製人間(クローン)>です。
リバイバル上映が始まったので、のこのこと出かけてきました。

『ルパン三世』_e0033570_1693137.jpg『未知との遭遇』に始まり『スター・ウォーズ』や『さらば宇宙戦艦ヤマト』が席巻した年の最後を飾る大作アニメで、SFブームに迎合した感のあるストーリーは、神だ、不老不死だ、いやクローンだ、と些かルパンには荷が重そうなおっきなスケールではありますが、各々がその道の達人としての矜持を見せる馴れ合いじゃないルパンファミリーはなかなか新鮮。
それでいながら最後は抜群のチームワークを見せてくれるのだから、ルパンファンはもっとこの作品を評価すべき。

不二子ちゃんも実に不二子ちゃんらしい。
ビジネスライクというかキャリアOL風というか、凄腕の女スパイ感がありありの『カリ城」の不二子ちゃんも良いですが、今回の不二子はルパンもマモーも色仕掛けで手玉に取るファム・ファタール。
おまけにしっかりと脱いでくれますし、やっぱり不二子ちゃんはこうでなくちゃ。

まあSF映画ブームに乗っかって、宇宙まで行かなくて良かった良かった。
ん?
マモーは最後、ロケットごと宇宙へ飛び出してたっけ。
ま、いいか。

ところで今回は、次世代の映画館フォーマット“BESTIA(ベスティア)”とやらで上映されてるんだけど、やたら効果音がうるさくて台詞が聞き取りにくい、おまけにその台詞も籠って聞こえちゃうことがある、という代物だった。
モノラルでもいいから、当時のオリジナルサウンドのまんま掛けて欲しかったナァ。

<過去記事>

by odin2099 | 2020-08-26 20:40 |  映画感想<ラ行> | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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