<MCU>の19作目でフェーズ3の7本目、いよいよ<インフィニティ・サーガ>も大詰め。

冒頭からソー、ロキ&ハルクとサノスとの激突。
だがソーとハルクは敗れ、ロキとヘイムダルは惨殺されるという波乱の幕開け。
続いてハルクはストレンジと出会い、ストレンジはアイアンマンにコンタクトを取り、そこにスパイダーマンも参入してサノス軍との戦いになるが、舞台は宇宙へ。
その宇宙ではガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(スターロード、ガモーラ、ロケット、グルート、オラックス、マンティス)がソーを救出し、また新たな絆が生まれる。ソーはロケット、グルートと行動を共にすることになり、ガーディアンズは二手に分かれる。
その頃地球ではワンダとヴィジョンが大ピンチ。
そこへキャップとブラック・ウィドウ、ファルコンが駆けつけ何とか難を逃れ、一行はハルクとウォーマシンと合流し、助力を求めてワカンダへと向かう。
宇宙ではガモーラの悲しい別れがあったが、残ったガーディアンズとネヴュラがアイアンマンとストレンジ、スパイダーマンと出会い、打倒サノスで協力することになる。
ワカンダでキャップたちはブラックパンサーとバッキーと合流、サノスへの防衛線を張るが圧倒的な軍事力の前に敗色濃厚。
そこへソーとロケット、グルートが駆けつけ一時は形勢逆転かに思えたが、遂にサノスが出現。
宇宙でアイアンマンたちはサノスの前に敗北を喫していたのだった。

これまでユニバースを彩ってきたヒーローたちが、一人また一人と合流し、巨大な敵に立ち向かうというヒーロー物の王道を行く燃える展開なのだが、アベンジャーズ分裂、解散の代償は大きく、一つにまとまり切れなかったヒーローたちはまさかまさかの大敗北。
これほどワクワクさせ、そしてこれほど絶望感を味合わせる結末を持ったヒーロー映画は過去に例がないのではないか。
しかしその全ても、来るべき大団円への布石だったのだが――。
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