『なぜ君は総理大臣になれないのか』(2020)
2020年 09月 12日
そしてこの人は政治家には向いていないんじゃなかろうか、ということだった。
小川淳也は2003年、32歳の時に総務省を退職し、地元の香川で民主党から出馬するも落選。2005年に再出馬するもまたもや落選するが、比例で復活当選を果たす。民進党が分裂した際には希望の党から出馬するが、解党にあたって国民民主党には合流せず無所属に。
そして現在は立憲民主党の院内会派に所属、というのがざっとしたプロフィール。
最近は国会での鋭い追及から、「統計王子」などの異名で世間からの注目も集まりつつある。
そんな小川淳也が「なぜ総理大臣になれないのか」といえば、簡単に言えば与党ではなく野党の人間であり、しかも党内で要職に就いているわけではないから、というのが一つの答えだ。
当然である。
現在ならば政権与党である自民党、その中で然るべきポジションにいる者のみが党の代表となり、そして総理大臣に指名される。
また比例で当選を果たしても、地元で勝てないと党内での発言力に大きな違いがある、ということも初めて知った。
だが映画が描いているのは小川淳也個人への非難ではなく、何故私たち有権者は彼のような政治家を総理大臣にすることが出来ないのか、ということに尽きる。
国民一人一人の政治への関わり方、政治家との付き合い方が問われているのだ。
混迷を極める時期だけに、これは今見ておくべき映画の一本だと言えよう。
【ひとりごと】
これまで特定の政党や特定の政治家に肩入れすることはなく(もっと言えば政治に対して無関心だった)、今後もおそらくないだろうと思ってきたのだが、この人はちょっと応援したくなってきた。





