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『名探偵コナン/天国へのカウントダウン』(2001)

劇場版『名探偵コナン』シリーズの5作目。

『名探偵コナン/天国へのカウントダウン』(2001)_e0033570_21590282.jpg西多摩市に建設されたツインタワービルを訪れたコナンたち。
このビルのオーナー常盤美緒が、毛利小五郎の大学の後輩という縁で招待されたのだった。
そこでコナンたちは美緒の秘書である沢口ちなみから、専務でプログラマーの原佳明、日本画の巨匠であり美緒の絵の師でもある如月峰水、市議会議員の大木岩松、そしてビルの設計者の風間英彦を紹介される。
その晩ビル内のスイートルームで大木が殺害され、コナンたち少年探偵団が調査に乗り出すのだが、今度は原の遺体を発見してしまう。
どちらも傍に割れたお猪口が遺されており、同一犯による連続殺人だと思われた。
警察は完成披露パーティーの中止を美緒に要請するのだが、逆に彼女はコナンたち全員を招待する。
そしてパーティーの席上、今度は美緒が殺害されてしまう。

黒の組織が劇場版に初登場。
そして組織からの逃亡者である灰原哀にスポットを当てた一篇。
哀に謎めいた行動を取らせたり、ジンとウォッカに暗躍させたりしているが、これらはミスリードを誘うフックで実は彼らは本筋には大きくは関わらない。
真犯人は別にいる。

今回新一はほぼ登場せず、よって蘭と新一のラブコメ要素はなし。
代わりにこれまでは賑やかしの域を出なかった少年探偵団の出番が増え、蘭は歩美と光彦から個別に恋愛相談を受ける。

歩美からは、コナンのことが好きだけれど、コナンは蘭のことが好き。
だから蘭の口から自分には新一がいるんだと説明して欲しいということ。
光彦からは、歩美が好きだけど、歩美はコナンが好きらしい。
その一方で哀のことも気になっている。
二人を同時に好きになってはいけないのかと。
さあ、蘭姉ちゃんも大変だ。

ちなみに謎解きが終わった後でコナンたちの絶体絶命が延々と続く、というのは作劇上はどうなんだろう?
by odin2099 | 2020-09-28 22:01 |  映画感想<マ行> | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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