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『THE NEXT GENERATION パトレイバー/首都決戦』

先日『機動警察パトレイバー2』も見直しましたので、今度は実写版の『パトレイバー』も。
事実上、これは『パトレイバー2』の続編です。

『THE NEXT GENERATION パトレイバー/首都決戦』_e0033570_19291627.jpg再三書いてきたように、首都・東京で軍事クーデターが起こるというストーリーがよく実写で企画が通ったなと思いますし、そんな作品に防衛省がよくぞ協力したなと二重の驚きなんですが、まずまず期待に違わない作品になってると思います。

都内が閉鎖され自衛隊の軍用車両が街中を闊歩していたり、戦闘機や軍用ヘリが我が物顔で上空を飛びまわったりという画はありませんし(製作費の都合もあるんでしょう)、本格的な巨大ロボット物と思わせて実は殆ど活躍しないといった肩透かしな面もありますが、まずは日本でこんな作品が作られたことを歓迎したいですね。

これを機に日本でもポリティカル・フィクション、ポリティカル・サスペンス物がどんどん作られて欲しいところなんですが、なかなか難しい様子。
日本でそういった期待が持てるのは、せいぜい怪獣映画というオブラートにくるむ必要がありそうです。

ちなみに柘植の今後や灰原零の正体とその目的、そしてその行く末は明かされることなく幕を下ろしますが、「その後」を描いた純粋な続編も見てみたいものです。
『パトレイバー』の再度の復活企画はないものでしょうか。

<過去記事>



by odin2099 | 2020-10-01 20:33 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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