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『青い体験』(1973)

『青い体験』(1973)_e0033570_18504879.jpg母が急死し、父と兄弟3人だけとなった一家の前に若く美しいメイドのアンジェラがやってくる。
たちまち皆夢中になり、長男と次男は彼女を巡って張り合い、父も彼女を後妻に迎えようとするが…というイタリア製の艶笑劇で、主演はラウラ・アントネッリ、監督はサルヴァトーレ・サンペリ。

中心になるのは次男のニーノの方で、兄に比べて純なヤツかと思いきや、彼女が好きすぎるあまりに理不尽な態度を取り、無理難題を吹っ掛けるという拗らせぶり。
その為に彼女からは嫌われてると誤解されてしまうのだが、結局は彼女と結ばれ、父との再婚を祝福するというお話。

アンジェラ役のラウラ・アントネッリはこの時30代初めだと思うが、清楚でありながら艶やかで包容力もあり、これなら一家全員が夢中になるのも頷けるほど。
そして吹替が池田昌子なので、更にその魅力が増している。

『青い体験』(1973)_e0033570_18515820.jpg一方の相手役となるニーノ役のアレッサンドロ・モモは撮影当時15か16だろうが、他にも友人のセクシーな姉(演じているのはティナ・オーモンという女優さん)との絡みもあったりで、今だと問題になるだろう。
大らかな時代だったのだ。

ところで一方的に欲望を募らせてるように見えたお父さんの再婚話だが、あれよあれよという感じで進んでいくのだが、アンジェリカはいつ承諾したんだろう?
特に肉体関係を結んでるような雰囲気もなかったけれども。

そして結婚後のアンジェラとニーノは、このまま普通に母子として一つ屋根の下で暮らしていけるのかどうか。
ひょっとして夫(父)の目を盗んで…なんてことはないのかな。


by odin2099 | 2020-10-14 18:49 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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