『エッシャー/視覚の魔術師』(2018)
2020年 10月 16日
といってもエッシャーといえば”騙し絵”の人、というくらいの知識しかなかったのだけれども。

もちろん彼の作品も数多く紹介され、風景を模したものはその実景とオーバーラップさせたり、トリックアートはCGアニメーションとして動かしてみたり、合間合間には家族のインタビューが挿入されたりと一本の映画として飽きさせない工夫も施されている。
彼がどんな人生を送り、どんなことからインスピレーションを得、それをどのように作品に昇華していったのか、そういった過程を目の当たりに出来る知的興奮を味わうことが出来る。
「自分は芸術家ではなく数学者だ」といった彼の言葉が印象的だった。