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『スター・トレックIV/故郷への長い道』

劇場版「スター・トレック」の4作目で、通称<ジェネシス三部作>の完結編。
劇場公開時は「故郷への長い道/スター・トレック4」というちょっと捻った邦題が付いていたけれど、「スター・トレック4/故郷への長い道」を経て現行のタイトルに落ち着いたようだ。

『スター・トレックIV/故郷への長い道』_e0033570_20300390.jpg前作ラストでエンタープライズ号を爆破してしまった為、カークたちはバルカン星に滞在中。
クルーたちの数々の行動を問題視され、軍法会議に出席するために奪ったクリンゴン船に乗り込み地球へと帰投する途中に事件に遭遇する。

物語の大半はタイムトラベルでやってきた20世紀後半のアメリカ。
なので宇宙はおろか宇宙船の内部すら殆ど出てこないので、ボーっと見てる分には「スター・トレック」らしさがあまり感じられない。
しかしその分クルーたちの活躍場面は増え、コメディ映画としてはなかなかの秀作。
シリーズ中では一番人気とも聞く。

最後には新生エンタープライズ号が与えられ、また新たな大冒険が始まるぞ、という結末を迎えるが、このシーンにはしっかりとオリジナルTVシリーズのテーマ曲を流すあたりは抜かりがない。。

しかし「スター・トレック」の劇場版シリーズを見ていていまいち腑に落ちないのが、カークとスポック、マッコイの3人が親友同士という設定。
カークはよくスポックやマッコイにイラついてるし、スポックとマッコイの会話は殆ど噛み合わない。
仲良さそうなシーンってあんまりないんだよなあ。
テレビシリーズの時代は違ったんだろうけど。

【ひとこと】
冒頭にスペースシャトル「チャレンジャー号」乗組員への献辞が出る。
”時代”を反映しているが、そのうちこのメッセージの意味も伝わらなくなる日が来るのだろうな。

<過去記事>


by odin2099 | 2020-10-21 20:32 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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