『スター・トレックIV/故郷への長い道』
2020年 10月 21日
劇場公開時は「故郷への長い道/スター・トレック4」というちょっと捻った邦題が付いていたけれど、「スター・トレック4/故郷への長い道」を経て現行のタイトルに落ち着いたようだ。

物語の大半はタイムトラベルでやってきた20世紀後半のアメリカ。
なので宇宙はおろか宇宙船の内部すら殆ど出てこないので、ボーっと見てる分には「スター・トレック」らしさがあまり感じられない。
しかしその分クルーたちの活躍場面は増え、コメディ映画としてはなかなかの秀作。
シリーズ中では一番人気とも聞く。
最後には新生エンタープライズ号が与えられ、また新たな大冒険が始まるぞ、という結末を迎えるが、このシーンにはしっかりとオリジナルTVシリーズのテーマ曲を流すあたりは抜かりがない。。
しかし「スター・トレック」の劇場版シリーズを見ていていまいち腑に落ちないのが、カークとスポック、マッコイの3人が親友同士という設定。
カークはよくスポックやマッコイにイラついてるし、スポックとマッコイの会話は殆ど噛み合わない。
【ひとこと】
冒頭にスペースシャトル「チャレンジャー号」乗組員への献辞が出る。
”時代”を反映しているが、そのうちこのメッセージの意味も伝わらなくなる日が来るのだろうな。
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