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『ウルトラマン/怪獣大決戦』

<第三次ウルトラブーム>に乗っかって公開された”ウルトラ映画”の第3弾!
この映画も結構ハイペースで見直しておる。

この頃のブームは凄かったなあ。
特に第1弾の『実相寺ウルトラマン』なんか、あのミラノ座が一杯になるくらいお客さんが来てたんだから。
その割にテレビの『ザ・ウルトラマン』や『ウルトラマン80』は揮わず、ブームは僅か2年足らずで収束。
アニメブームや教師物ブームに迎合せず、王道の作品作りをしてたのならあるいは…?

『ウルトラマン/怪獣大決戦』_e0033570_15591456.jpg今のウルトラマンの着ぐるみはオリジナルを彷彿とさせる再現度だが、この当時はいい加減。
そもそもこの映画の中ではいわゆるAタイプ、Bタイプ、Cタイプが入り乱れ…いや、Cタイプは出てこないか。
ま、いろんな顔のウルトラマンが出てくる。
ちなみにポスター、チラシ等のキービジュアルとして使われているのは『タロウ』客演時のもの。

更に新規撮影部分では新たに作られた着ぐるみのウルトラマンまで出てくるのだけれど、これが見事に統一感なし、バラバラ。
それを同一キャラクターだと強引に言い張っているのは流石に今日では批判の対象になるだろうけど、この頃はそういうもんだと思っていたからあんまり気にしてなかったけど、昨今じゃ批判の対象になるだろうな。
ま、この頃の再現度の低さは一周回って味があるような気もしてきた。

しかし『ウルトラマン』世界って色々とヤバいですな。
神出鬼没のホシノ君、というより科特隊本部のセキュリティはガバガバだし、科学センター内で姿を見せただけのバルタン星人をいきなり撃ったり、落下したベータカプセルを拾うためとはいえビルの屋上からいきなり奇声を発して飛び降りるハヤタとか、街中で平然と核ミサイルをぶっ放す防衛軍(「君、ハゲタカは大丈夫だよ」)とか突っ込んじゃいけないのかな。
そういやバルタン星人に乗り移られた毛利博士のその後も気になるんだけど???

<過去記事>

by odin2099 | 2020-10-23 19:12 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)

悪文礼賛


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