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『ピンク・パンサー4』(1978)

『ピンク・パンサー4』(1978)_e0033570_07354778.jpg落ち目の仏マフィアが起死回生の一手としてクルーゾー主任警部の暗殺を企み、これを見事に成功させた。
現場に復帰したドレフュス主任警部は張り切って捜査に当たるが、実はクルーゾーは生きていた。
彼の服と車を盗んだ男をマフィアは間違えて殺したのだ。
クルーゾーは自らの死を偽装しケイトーと共にマフィアと接触を図ろうとするが、そこへ追い出されたボスの秘書兼愛人が現れ――。

ピンクの豹』、『暗闇でドッキリ』、『ピンク・パンサー2』、『ピンク・パンサー3』に続くシリーズ5作目で、番外編の『クルーゾー警部』も含めれば6作目。

しかし前作で消滅したはずのドレフュスが出てきたりとお話は全く繋がらないし、宝石も絡んでこない。
クルーゾー(と周辺)のキャラクターだけを活かしただけのものになっている。

今回はシリーズで初めてケイトーがクルーゾーの相棒となって大活躍を見せるが、これは既に心臓を患っていたピーター・セラーズの負担を軽くする意味合いもあったのかもしれない。
この二年後に心臓発作で亡くなってしまうため、これが生前最後のクルーゾーの勇姿となってしまった。

ということとは関係なく、以前に見た時もつまらないなあと思ったのだけれど、今回もクスリとも笑えず。
自分とはとことん相性が悪いシリーズ、というか自分の笑いの沸点が高いのかもしれないが。

by odin2099 | 2020-10-25 07:38 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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