『ウルトラゼロファイト』(2013)
2020年 10月 28日
テレビシリーズの人気エピソードの再編集版や劇場作品の分割、更には総集編などを放送していた「ウルトラマン列伝」の後番組「新ウルトラマン列伝」内の1コーナーだった。
この流れが後に1話30分の完全新作「ウルトラマンギンガ」へと繋がっていく。

映画「ウルトラマンサーガ」のその後を取り上げた物語で、ダイナとコスモスから与えられた力をどのように使うかを悩むゼロを描いた第一部と、復活したウルトラマンベリアルとウルティメイトフォースゼロとの対決を描いた第二部で構成。
ただ一部と二部は連続性はあるものの、直接繋がっているわけではなく独立している。
宮野真守、浅沼晋太郎、関智一、緑川光、神谷浩史、入野自由、小野友樹、安元洋貴、岸哲生、金子はりい、外島孝一、大谷美紀と揃った人気声優の演技も見もの、というか聞きどころ。
人間態のキャラクターは一人も登場しない仮面劇なので、キャラクターを活かすのはスーツアクターと声優陣の演技力にかかっているのだが、別録りが殆どだったとは思えないアドリブの応酬など見事にキャラクターを体現している。
そういやメフィラス星人が「卑怯もラッキョウもありませんよ」と宣うが、これは台本に書かれていたのか、それともアドリブか?