『スーパーマン』(1978)
2006年 03月 06日
今夏は久しぶりに新作映画が公開されます。
28年経って再び描かれるスーパーマン誕生の伝説が如何なるものになるのか、不安もありますが楽しみでもあります。
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「しねま宝島」より転載
テレビで放送された際にチラホラ見ていたことはあったけれども、最近(でもないか)中古屋さんでLD(しかも未開封!)を安価で手に入れたこともあって、久々に見なおした。
実はDVDも持っているけれど、あれは10分近く長い<ディレクターズ・カット版>なので、映画館で見たヴァージョンが見たければビデオかLDを探すしかないのだ(他にもアメリカのTV放映用再編集版など、この映画には何ヴァージョンか存在するらしい)。
というわけでほぼ四半世紀ぶりの鑑賞と相成ったが、物語の運びや場面なんかは案外覚えているもんだなあと感心。
見るまでは2時間20分ものランニング・タイムは辛いかなと心配していたが、途中で弛れることなく最後まで楽しんだ。
見ていて感じたのは、スーパーマンとクラーク・ケント、クリストファー・リーブの演じ分けが実に見事なこと。
これなら劇中人物が、この一人二役を見破れなくても無理はないかなという説得力がある。
かえすがえすもリーブの早過ぎる物故が惜しまれる。
それに意外だったのは、スーパーマンの誕生まで凡そ50分、そして本格的な活動開始まで約半分もの時間がかかっていたこと。
もっとスーパーマンの出番が多かった印象が残っていたのだけれども、ヒロインのロイス・レーン、編集長のペリー・ホワイト、カメラマンのジミー・オルセンといったデイリー・プラネット社のいわゆるレギュラー・メンバーが登場するのも後半からだし、悪役のレックス・ルーサーが陰謀をめぐらすのも後半だけだ。
ただ出てきた途端に彼らはずっとストーリーに関わり続け、しかも終盤はスーパーマン大活躍!となるので見終わった後では出番が少ないという印象は拭い去られるようだ。
それに最初からパート2の製作が決まっていて、一部は同時進行で撮影していたというから、端から今回はキャラクターの紹介にとどめ、実質的な大冒険は2作目でという心積もりもあったのだろう(それで映画の冒頭ではクリプトンの三悪人が登場し、思わせぶりに退場させられている)。
昨今の映画事情だと、よほどのことがない限りシリーズの1作目といえども、ここまでゆったりとした展開は望めないだろうが。
ただ楽しんだとはいっても、当時からどうしても納得がいかないのはクライマックスのシーン。
ロイスを救えなかったスーパーマンは、そのパワーを使って地球を逆回転させる。
すると時間も反対に回りはじめ死んだはずのルイスは、その直前に助かるという寸法なのだが、まぁ確かにマンガといってしまえばその通りだが、あまりにも安易すぎるというか、突拍子もない。
これさえなければ個人的評価はもっと高かったのだが…。
ビジュアル面ではスーパーマンの飛行シーンを売りにしていたが、映画館の大スクリーンでスーパーマンを吊ったワイヤーが見えた瞬間は、わかっていてもガックリきたものだった。
今回はTV画面なのでそれほど目立たなかったのだが、むしろ気になったのはスクリーン・プロセスの多用。
合成の場面もそうなのだが、画面の色調が著しく違っているので浮いて見えてしまうのと、金をかけた大作のクセに妙にせこく思えるのが興醒めである。
元々予算を押えるために用いられる手法だし。当時の技術ではここまでが限界だったか、というと必ずしもそうではないので、ここはもう少し気合を入れて欲しかったポイントだ。
一方では、スーパーマンが飛び去って行くのを見送ったロイスを、今度はクラークが訪れるというシーンを、カットを割らずにワン・ショットで捉えるという場面もあり、なかなか唸らされる。
肺ガンとYahoo!ニュースにはありましたけど、旦那さんを追いかけて行っちゃったのかなぁ。
合掌
昔の映画って長いものも多いけれど、それだけ力強さを感じ、納得しながら見ることができました。
ずーっと見た事がなかったのですが、やはり見ておかないと駄目だろうと思いようやく見たんです。(^o^;
スーパーマンが宇宙人だったことにカルチャーショックを受けたり、なかなか見ごたえがありました。クリストファー・リーブって清潔感のあるヒーローがとてもよく似合っていたと思います。
勿論ストレートに繋がるわけではないでしょうが、その為にこの1作目でのマーロン・ブランドの未使用シーンを使ったり、ジョン・ウィリアムズのテーマ曲を復活させるんだとか。
去年の『バットマン・ビギンズ』とは、かなりアプローチの仕方が違いますね。
ブログにコメント&TBありがとうございました。
78年に公開されたときは、ワクワクしてみました。
今観ても、かなり楽しめる映画ですね。
最新作は、今風に実に見事なCGですよ。
是非、観てください。
テレビで放送された際にチラホラ見ていたことはあったけれども、最近(でもないか)中古屋さんでLD(しかも未開封!)を安価で手に入れたこともあって、久々に見なおした。




