『キングコング』
2020年 11月 03日
1976年製作のジョン・ギラーミン監督作品、というよりもディノ・デ・ラウレンティスのプロデュース作品と言った方が良いでしょう。
ポスト「ジョーズ」として動物パニック路線を狙ってのリメイクなんでしょうが、コングがキャラが立ちすぎてる分、「ジョーズ」のような作品にはなりませんでしたね。
あまり評判は良くありませんが、初めて映画館で見た洋画なので思い入れは強いです。

その理由は言わずと知れたヒロイン、ドワンの存在です。
再三書いてますがこのドワン、終始露出度高めのファッションに身を包み(多分全編ノーブラで通してますね)、ヌードまで披露してくれます。
救出されて目を覚ますショットからして色っぽいですし、原住民によって催眠状態にさせられたシーンやコングと触れ合うシーンでも官能的な表情を浮かべています。
演じているジェシカ・ラングが、肉感的なセクシー美女ではなくモデル出身らしいスレンダーで清楚なだけに、原住民やコングからの扱いも扇情的ではなく、むしろ倒錯的というか嗜虐的な心持にさせられてしまうのですが、この作品で何かに目覚める子供たちもいたかもしれません。
またドワン、ドワン書いてきましたが、コングも実に人間臭い面を見せます。
ドワンの身体をいじりまくる時の好色そうな表情、ジャックとドワンの逢引きに嫉妬する表情、ニューヨークの街中でちょっとしたことに怯えてビルの陰に隠れる仕草。
そのラストは姫を守る騎士の如き気高き最期。
ハッピーエンドを期待すると些か後味の悪い締めくくり。
やはりお子様には刺激が強いのではないかと愚考する次第ですが……。
<過去記事>
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