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『デルタ・フォース』(1986)

アラブ人テロリストによって旅客機がハイジャックされた。
機転を利かせた機長の判断によりその事実を知ったアメリカ政府は、人質救出のため対テロ部隊のデルタ・フォースに出動を命じる。

『デルタ・フォース』(1986)_e0033570_18323587.jpgチャック・ノリス主演のキャノン・フィルム製のアクション映画で、製作はメナハム・ゴーランとヨーラン・グローバス。
ノリの良いテーマ音楽はアラン・シルベストリの作曲で、監督はメナハム・ゴーラン。
見るのは今回が二度目かな。

ノリスのワンマン映画かと思いきや、リー・マーヴィン 、マーティン・バルサム、ジョージ・ケネディ、ロバート・ヴォーン、シェリー・ウィンタース、スーザン・ストラスバーグ、レイニー・カザン、ジョーイ・ビショップ、ロバート・フォスター、ボー・スヴェンソン、キム・デラニー、ハンナ・シグラとなかなか豪華な顔ぶれが並ぶ。

前半はどちらかというと「エアポート」シリーズのようなパニック映画のテイスト(ご丁寧に乗客の中にジョージ・ケネディがいる!)で、デルタ・フォースの面々が活躍するのは中盤以降。
ノリスはチームのリーダー格なので最初の内はグループ・アクション物だが、終盤では単身バイクで乗り込んだりとやりたい放題になる。

ラストシーンがイスラエルの空港だったり、イスラエル人の協力者が出てくるのは、従兄弟同士のゴーランとグローバスがイスラエル人だからだろう。
イケイケドンドンの映画ではあるのだが、人質が惨殺されたり仲間が凶弾に斃れたりで、割としんみりとした終わり方を迎えるので、あまり爽快感はない。
上映時間は129分あるが、テンポアップさせて90分前後に切り詰めれば、もっと面白くなったのでは?

【ひとこと】
デルタ・フォースの指揮官を演じたリー・マーヴィンは、この作品が遺作とのこと。


by odin2099 | 2020-11-18 18:36 |  映画感想<タ行> | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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