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『ガンマー第3号 宇宙大作戦』(1968)

『ガンマー第3号 宇宙大作戦』(1968)_e0033570_22001033.jpg宇宙ステーション「ガンマー第3号」が地球に接近する謎の遊星を発見。
「フローラ」と名付けられたその遊星は、あと10時間で地球と衝突するという。
そこで「フローラ」を爆破するべくランキン中佐が、「ガンマー第3号」に派遣された。
「ガンマー第3号」の指揮官エリオット中佐とはかつては名コンビと謳われていたが、今の二人の間はギクシャクしたものになっていた。
辛うじて「フローラ」を爆破し、「ガンマー第3号」に帰還を果たした一同だったが、「フローラ」に生息していた生物が隊員たちの衣服に付着、ステーション内に持ち込まれてしまう。
この恐るべき怪物はステーションのエネルギーを吸収し、驚くべき速さで増殖を始めるのだった。

東映がラム・フィルムと合作で製作したSF映画で、ロバート・ホートン、リチャード・ジャッケル、ルチアナ・パルツィをはじめ出演者はオール外人キャスト。
『宇宙からのメッセージ』以前に深作欣二監督は宇宙を舞台にした映画を撮っていたのだ。
共同監督は田口勝彦
<東映ちびっ子まつり>の一本として上映された。

『ガンマー第3号 宇宙大作戦』(1968)_e0033570_22002226.jpgお話は前半が『アルマゲドン』、後半が『エイリアン』を先取りした感じ。
着想は良いしセットなども頑張っているのだが、全体的に緊迫感に乏しい。
宇宙怪獣(鳴き声は『キャプテンウルトラ』に登場する”金属人間メタリノーム”の流用)も怖いというより、直立二足歩行で整然とやってくる姿はむしろ可笑しい。

それよりも何よりも、ランキンとエリオットが終始いがみ合っているのが鬱陶しい。
沈着冷静なランキンと人情味あふれるエリオットは何かにつけて対立する。
どうやら過去にエリオットの判断ミスで任務に失敗したことがあるらしく、またヒロインのルイズを巡って三角関係だったのではと思わせる描写もあるのだが、ハッキリとは語られない。
日本公開版は子供向け番組の一本ということで77分にまとめられているが、米国公開版は90分あるようなので、もしかするとそちらではもっと二人の関係が掘り下げられているのかもしれない。
機会があればそちらも見てみたい。

【ひとこと】
ルチアナ・パルツィは胸元ザックリの衣装を着てるシーンもあるのだけれども、お色気要員としては物足りない。
これもお子様向けに”修正”を施されているのだろうか。


by odin2099 | 2020-11-21 22:05 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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